ソン・ホヨン「今年の目標は日本語と楽器のマスター」


 16日、元godの歌手ソン・ホヨンが単独コンサート「ソン・ホヨン Returns Live tour in Japan」を東京・練馬文化センターつつじホールにて開催した。今回のコンサートは、この日に続き、17日に名古屋、18日に大阪と、三大都市で3日連続で行われるもの。

 ソン・ホヨンはその開幕直前に取材に応じ、3日間のコンサートへの思いを「2009年最初のコンサートということで緊張している。今回は、小規模な公演で、ファンとの触れ合いを重視した。普段の自分を見せたい。実は、コンディションは最高とは言えないが、気持ちは100%。最大限のものをお見せしたい」と語った。

 歌手以外にも多彩な活動をしているソン・ホヨンだが、昨年はミュージカルに挑戦した。「自分がこんなにミュージカルが好きになるとは思わなかった。歌を愛しているし、演技もできる。ふたつを一度に味わえるミュージカルにはまってしまった」と話す。また、舞台に立つ姿に会える機会もありそうだ。


 そして、今年の目標として「以前、日本語を頑張って勉強すると約束したが、まだできていない。今年中には、通訳なしでコンサートができるようになりたい。そして、もうひとつ、アーティストとして、何か楽器をひとつマスターする」と掲げた。

 実際、ソン・ホヨンは記者の日本語での質問をほぼ理解し、答えてくれる。しゃべることこそまだ不得手だが、聞き取りの語学力は相当なものだけに、目標を達成できる可能性は高そうだ。また、楽器については、ギターとピアノは既にある程度練習ができているという。そしてサックスが吹けるようになりたい、と明かしてくれた。


 ソン・ホヨンは終始自然な笑顔を絶やさず、率直に質問に答え、いろいろなポーズもとってくれるなど、その人柄の良さを感じさせた。ステージを前に緊張しているというソン・ホヨン。リラックスするために「体を動かしていたい」と言い、ステージで一番大切なもの、観客のために最善を尽くす、と気合を入れた。

 ソン・ホヨンの公演は午後6時30分に開演。歌、踊りはもちろん、魅力的なあの笑顔で、ファンに手を差し伸べたり、観客席の間を歩いたり。ラッキーな一人のファンには携帯で電話をしたあと、彼女に歌を歌う、というサービスも。さまざまなアプローチで、積極的にファンの中に入り、触れ合うというファンミーティングのようなライブで楽しませた。



東京=野崎友子通信員

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