■絶望を乗り越え再び歌を
ユン・ミレは最近、来年初旬にリリースする4thアルバムの準備をしている。若くしてデビューし、歌以外に何も考えずに活動してきた。昨年3rdアルバムをリリースする前まで、所属事務所の問題で幾つもの壁にぶつかった。以前の所属事務所との問題が訴訟にまで発展し、4年間歌を歌うことができない「活動制限」を受けた時期もあった。このときに力になってくれたのがタイガーJKだった。
タイガーJKはユン・ミレが歌謡界に戻ってくることができるよう、法的な問題を自分のことのように考えてくれただけでなく、まるで婿のようにユン・ミレと彼女の母親の生計を助けてくれたという。
-所属事務所の問題で活動ができなかった時期をどのように乗り越えたのか?
「一日中ただ泣きたかった。すべてのことがすべて終わってしまったような気がしました。でもJKは絶対に揺らぐことがなかった。もしかしたら演技だったのかもしれないけれど、あまりにも自信満々に“俺が責任持つ”“全部上手く行く”というような多少白々しいようなセリフをあまりにも自信満々に言っていました。今、ジャングル・エンターテインメントにいる職員たちも、私のことを何よりも優先してサポートしてくれました。家族と友人の愛を切実に感じます」
-来年初旬に4thアルバムをリリースする予定だ。準備の真っ最中だと思うが、新しいアルバムのカラーを簡単に説明するなら?
「目まぐるしく毎日が過ぎていきます。幸い、アルバムの準備は長い時間をかけて少しずつ進めてきたものなので、コンセプトや歌詞、メロディーなどが数多くストックしていました。でも子どもがいるのでレコーディングの作業がちょっと大変です。どっちにしても今回のアルバムは私だけのカラーがよく出ている一番ユン・ミレらしいアルバムになると思います。実のところ、ファンの反応が心配でもあります。舞台の上でラップをしているお母さんまたはおばさん?(笑)そんな風に見られるんじゃないかな。みなさん、よろしくお願いします」
―タイガーJKは3rdアルバムで9曲も作詞をしているが、今回のアルバムでは?
「JKは私が辛いときやうれしいとき、いつも側で見守ってくれる人で、私のことを一番よく理解している人です。私が書いた歌詞を読み、録音したメロディーを聞いてインスピレーションを得たら、何かにつかれたように歌詞を書きます。私に自信を与えるため、いろいろオーバーな(?)セリフを言う役も担当しています(笑)」
―ボビー・キム、Epik High、ヤン・ドングンなど音楽的同志と呼ばれているたくさんの仲間たちがいるが、彼らとの友情にまつわる面白いエピソードは?
「ドングン兄さんはもうずっと以前から冗談半分、本気半分で早く子どもを産めと言っていました。それなのにジョダンが産まれたら“女の子がよかったのに”と言いながら泣いたふりをしたんです(笑)。みんな辛いことがあると必ず訪ねてきてくれる家族のような人たちです。今はとても忙しいのでお互いにメールをやり取りする程度ですが。私の誕生日にサプライズ・パーティーを準備してくれることもありますが、本当は自分たちが遊ぶためのイベントじゃないかと思っています。みんな集まると、最高のバラエティーショーを見ている気分になります」
-簡単で難しい質問だが、ユン・ミレにとって音楽とは? そしてその理由は?
「音楽とは愛だと思います。初恋かな。愛しているから憎しみもあり、時にはケンカもするけれど、愛は永遠ですから」