俳優ソン・イルグクとフリー記者キム・スンヒ被告の間で繰り広げられている裁判で、重要証拠となる防犯カメラの映像が再検証されることになった。
ソン・イルグクに対する虚偽告訴および出版物による名誉棄損により、一審で懲役1年の実刑判決を受けたキム・スンヒ被告の控訴審第5回公判は16日午前10時、ソウル市瑞草区瑞草洞のソウル地方裁判所刑事控訴第2部(チョ・ヨンジュン裁判長)で行われた。
この公判では、ソン・イルグクら証人の出頭はなく、約20分で終わった。キム・スンヒ被告側は防犯カメラ映像に関するいくつかの疑問点をあらためて強調した一方、防犯カメラ証拠資料についての会話が入ったテープの録取録(書き起こし資料)など、追加の証拠を提出、最近の公判であらためて申し立てられた「防犯カメラ操作説」を裏付けるため全力を尽くした。
裁判所は、結審前に映像を再確認する必要性に言及し、防犯カメラなど主な映像を再検証することを決めた。証拠として提出された駐車後の映像や、エレベーター内の防犯カメラ映像が検証対象となっており、被告人側が独自に製作し証拠として提出した再現映像は検証対象になっていない。
キム・スンヒ被告は昨年9月25日、ソウル中央地方裁判所刑事第7単独(パク・ジェヨン判事)の判決公判で、ソン・イルグクに対する虚偽告訴罪と出版物による名誉棄損罪により、懲役1年の実刑判決を言い渡された。キム・スンヒ被告は無罪を主張し、ただちに控訴した。