家庭内暴力でスピード離婚した俳優のイ・チャンさんと女優のイ・ミニョンさんが、法廷で気まずい再会を果たした。
二人は14日、ソウル中央地裁で開かれた控訴審で1年ぶりに顔を合わせた。二人が法廷に姿を現すのは、昨年1月24日にイ・ミニョンさんが暴行を受けたとしてイ・チャンさんを告訴したことに伴う控訴審の判決公判以来となる。
今回の公判は、イ・ミニョンさんが昨年8月に自分の兄嫁にあら塩を振りかけたとして、傷害の罪で20万ウォン(約1万3000円)の罰金刑を受けたことを不服とし、検察とイ・ミニョンさんの双方が控訴したことに伴うものだ。
イ・チャンさんは問題の兄嫁がイ・ミニョンさんにあら塩を振りかけられ、負傷したのは事実だとの陳述書を提出し、証人として出廷した。
2時間続いた裁判では、双方の家族が質問と答弁を繰り返す過程で、声を荒げる一幕もあった。
イ・ミニョンさんの弁護士は、イ・ミニョンさんの家庭に悪い感情を抱いているイ・チャンさんとイ・ミニョンさんの兄嫁が、互いに裁判で助け合おうと示し合い、陳述書を書いたと主張した。
これについて、イ・チャンさんは「兄嫁に塩をまいたという話はイ・ミニョンさんから何回も聞いた」と述べた。一方のイ・ミニョンさんは「事件はイ・チャンさんと交際する前の話なのになぜそんなことをいうのか」と反発した。
この過程で二人は感情の高ぶりから裁判とは関係がない私生活に関する話を持ち出したため、裁判官に制止される場面もあった。
次回公判は1月30日に開かれる。