トップクラスの人気タレントたちが、建設会社のCM契約で苦戦している。
建設業界が5日に明らかにしたところによると、慶南企業はこのほど、ブランドマンション「オーナーズ・ビル」のイメージキャラクターを務めてきた韓流スター、ペ・ヨンジュンとの契約を更新しないことを決めた。
同社はこの5年間、ペ・ヨンジュンを前面に押し出しブランドの知名度を上げてきた。ところが、同社は先日、「しばらくは人気タレントによる広告を行わない」との方針を決め、代わりに一般人が登場するCMやイメージ広告に切り替える。
現代建設もブランドマンション「ヒル・ステート」のイメージキャラクターを務めていたコ・ソヨンとの契約を更新しなかった。
同社は2006年にこのブランドマンションを発売する際、コ・ソヨンと2年間のイメージキャラクター契約を結んだ。今後はチャイコフスキーやゲーテなど、世界的なアーティストの作品をモチーフにした広告を展開していくという。
人気タレントとの契約期間が残り少ないほかの建設会社も、契約更新に頭を痛めているようだ。
韓進重工業は06年9月から「ヘモロ」マンションのイメージキャラクターをしているチョ・スンウの再契約について検討している。昨年12月に入隊したチョ・スンウとの契約は来年4月までだ。
このほか、中堅建設会社のW社やD社なども自社のブランドマンションをPRしてきたタレントと再契約しない方針を固めているものとみられる。
既にサムスン物産建設部門・大林産業・ハンファ建設・エムコ・双竜建設などはイメージ広告や有名タレントではなく、一般人をCMに採用している。
建設業界関係者は「景気後退の直撃を受けている建設会社としては、節約できる部分は最大限節約したいところ。ギャラが数億ウォンという人気タレントによるイメージキャラクター戦略は全面的に見直されつつある」と語った。