◆『砂時計』撮影時から毎日新しい夢、同じ東国大出身の俳優らと『ハムレット』で初の演劇挑戦
スクリーンでは容赦なく壊れたが、イ・ジョンジェは相変わらず最高のファッションリーダーだ。ドラマ『砂時計』のボディーガード役でスターダムに上がった時と、ほとんど変わっていない。
-どんどん若返っているようだが。
「気が若いからじゃないですか(笑)。コツコツと運動をしてます。最近はヨガも始めましたし。酒は種類を問わず、よく飲みますね。でも昔は焼酎5本を軽く飲みましたが、最近は2本飲んだだけで記憶がなくなるときもあります」
-うつ病になることは?
「強度の違いがあるだけで、俳優にとってうつ病は、切り離すことができない“友達”のようなものです。一喜一憂しないよう心掛けています。もともと楽天的な性格で、5年ぐらい前から始めた信仰生活も大きな助けになっています。本当に辛いと思ったら、無条件に外に出て汗を流しています。1週間に3、4回ぐらい、漢江市民公園で10キロ走ってます」
-起伏が激しい生活ではないか。
「今が一番いいですね。『砂時計』で突然人気が出た時もよかったし、『1724妓生置屋乱闘事件』を観客に楽しんで見てもらうのも気分がいいです。スランプ? いつも大変です。毎日が新鮮で、それなのに怖い。でも一日一日新しい夢を見ています」
-後輩もだいぶ増えたと思うが、失礼な人はいなかったか。
「よく分かりませんが…プライベートで集まる後輩たちといえばクォン・サンウ、ソン・スンホンぐらい。彼らは後輩というより、今は仲間みたいな感じです」
-もし俳優になっていなかったら?
「そうですね。画家か舞踊家になっていたのではないでしょうか」
-10年後はどうなっていると思う?
「今日よりよくなっていると思います。演技は10年後も続けていられたらいいなと思いますね」
イ・ジョンジェは12月中旬、同じ東国大出身の俳優らと演劇『ハムレット』を舞台で披露する。初の演劇挑戦だ。「以前からやりたかったが、これ以上延ばしたらもう一生できないと思って、今回やることに決めた」とのこと。一日一日、新しい発見をしながら進歩しているイ・ジョンジェ。だから彼との出会いは、一大決心して買ったワインを開ける時のように、いつも観客たちを魅了するようだ。