Zero、「歌を届け続け、楽しかったと言われたい」


 ドラマ『美しき日々』のOSTで素晴らしい歌唱力を披露し、日本でも人気を呼んだ歌手Zero。派手ではないが着実に、日本を中心にコンサートやディナーショーなどを重ね、ファンの心をつかんでいる。

 Zeroは、19日に東京・渋谷のオーチャードホールでクリスマスコンサートを開いた。そして、21日にはリーガロイヤルホテル大阪で、25日にはヒルトン東京でディナーショーを開催と多忙な年末を過ごし、今年の仕事納めをしたZeroに話を聞いた。

-11月にオリジナルアルバム「命」と「風景」を2枚リリースされましたが、今年はどんな年でしたか。

 「コンサートを全国で行って、ファンの皆さんと交流して過ごした1年でした。初めて、自分でプロデュースしてアルバムを作りました。「命」はすべて自分で作詞・作曲をしています。ファンの皆さんの期待に応えるため、頑張って2枚作りました」



-ディナーショーでは「正月に韓国に行く」と言っていましたね、「帰る」でなく。

 「そうでしたか? 今は日本をベースに活動していて、日本に慣れてきて、韓国に行くという表現になったのかもしれないですね(笑)」

-今日はクリスマスということで、クリスマスらしい歌もありましたが、日本の演歌「珍島物語」も歌われましたね。

 「日本の演歌はファンの反応が熱いです。コンサートが盛り上がるので、いつも1・2曲入れています。そういう歌もいいじゃないですか」

-これから、どんな活動をしていきたいですか。

 「ただ歌だけでなく、MCやいろいろなエンターテインメントを加味したライブをもっとやっていきたいです。皆さんに、笑顔で楽しいコンサートだった、と思ってもらえるものにしたいんです」



-23日には「情報ライブ・ミヤネ屋」のレポーターとして、リュ・シウォンさんのコンサートの取材をされたそうですね。

 「東京ドームでのコンサートを見ながら、いろいろ解説したり、シウォンと楽屋で話したり、質問したりしました。シウォンとは、友達なんです。『美しき日々』で友達になってから、カラオケ行ったり、食事に行ったりします。シウォンは(お酒を)飲まないので、コーラ飲んで、自分は焼酎飲んだりして」

-来年の予定は。

 「来年は1月から2月まで、ソロコンサートを10カ所で行います。もう少し増える予定です。詳細は公式ファンクラブサイト(http://www.zero-fan.com)でわかります。番組の出演などもしながら、ファンの皆さんにさらに近付きたいです」

 『美しき日々』で、圧巻の歌声でドラマの感動を何倍にもしてくれたZeroが日本に進出して4年になる。今後もライブ活動に力を入れるほか、出演中のNHKの「テレビでハングル講座」や、今回リュ・シウォンの取材を行ったようなレポーターなどの番組の仕事も続けていきたいと考えている。

 このところ、若いグループのK-POPアーティストらの日本進出が目覚しいが、Zeroのように地に足の着いたアーティストの活動も見続けたい。

東京=野崎友子通信員

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