22日夜、俳優アン・ジェモが東京白金台・八芳園にてチャリティーディナーショー「アン・ジェモと過ごす素敵なクリスマス」を開催した。
なお、今回のディナーショーは、日韓の交流を目的に、2007年9月に「チャリティの夕べ」、2008年8月にアン・ジェモが参加した「日韓交流チャリティーイベントin東京ディズニーランド」を企画したNPO法人「愛のかけ橋」と株式会社インフィニティクリエーションズの主催、韓国大使館の後援によるもの。
イベントは、単なるファンミーティングではなく、小川加寿郎氏の構成・演出により、舞踏・マジックなどを取り入れ、ディナーショーらしい豪華で暖かなステージを展開。アン・ジェモは、自慢の歌声もたっぷり聞かせたほか、珍しい韓服姿も披露し、ファンを喜ばせた。また、私物のアクセサリーや衣装を提供、これらはチャリティー用のオークションにかけられた。
イベント後に話を聞かせてくれたアン・ジェモは、「いろいろ準備しダンスなども披露したかったが、現在ドラマの撮影中でマイナス20度の中、雨に打たれるシーンで風邪をひいてしまい体調が悪かった。でも無我夢中で歌った」と明かした。
そしてちょうどこの日、22日から、主演するドラマの放送が始まった。SBSの朝の連続ドラマ『純潔なあなた』(チュ・ドンミン演出、キム・ジウン脚本)で、アン・ジェモは資産家の御曹司で小児科医のカン・ジファン役を、イム・イェウォンが貧しい家に育ったヘアーデザイナー、ソ・ダンビ役を演じている。
「自分は純粋な青年医師の役。男女が愛し合い結婚を約束するのだが、その結婚相手は母の前夫の娘という複雑な関係で話が始まっていく韓国版『ロミオとジュリエット』で全120話」だという。
キスシーンがたくさん出てくるとのことで、練習はするのかと聞いてみると、「練習はできない(笑)。相手に対するエチケットとして、歯磨きをたくさんする。そしてキスシーン本番ではNGがたくさん出ればいいなあと心の中で思ったり」と笑った。
10月に訪日した際、「役作りのため」としてパーマヘアだった姿が強く印象に残っていたので、そのことを尋ねてみると「中国でのドラマで、サッカー選手の役だったので、そういう感じにしてみた。しかし、中国のロケは大変だった。食事も道端でこんな風にしゃがんでかき込んで…思い出したくない体験をした」といったエピソードも語った。
アン・ジェモは23日には帰国し、すぐに『純潔なあなた』の現場に入るという。その撮影は来年5月まで続くとのことだ。
東京=野崎友子通信員