『霜花店』の過激なベッドシーン初公開


 ユ・ハ監督の新作映画『霜花店』が、まるで本物のような激情的なベッドシーンで、見る者の視線をくぎ付けにした。

 16日午後、ソウル市江南区三成洞の映画館COEXメガボックスで、『霜花店』の初のマスコミ向け試写会が行われた。これまで人々の関心が集まっていた、劇中の過激なベッドシーンや同性愛のシーンが初めて公開され、一層注目を浴びることとなった。

 この日公開された『霜花店』のベッドシーンのレベルは、かなり過激だという当初の予想を考慮しても、驚きを禁じ得ないほど過激なものだった。

 元(げん=中国の王朝〈1271‐1368〉)から来た王妃を演じるソン・ジヒョは、上半身の露出をはじめ、全裸に近いほどの過激な露出を見せた。また、高麗王の寵愛(ちょうあい)を一身に受ける護衛兵ホンリムを演じるチョ・インソンもまた、全裸での演技を厭(いと)わず、熱いシーンを演じた。

 ホンリムは当初、王の代わりに王妃とベッドを共にし、夜も眠れないほど違和感を覚えたが、さらに7‐8回にわたってベッドシーンを見せた。回を重ねるごとにそのレベルもますます過激に、かつ濃密なものになっていった。また、自分の代わりにホンリムと王妃にベッドを共にさせた王役のチュ・ジンモが、息を殺して二人を見守るという設定のため、緊張感はさらに高まった。

 ユ・ハ監督は、単に露出のレベルを上げるのではなく、細やかな感性をさらけ出すことで、妖艶(ようえん)なベッドシーンを演出した。二人の役者のリアルな演技も手伝って、まるで本物のようだ、という評価を受けた。

 特にチョ・インソンは、チュ・ジンモとも同性愛のシーンを披露し目を引いた。二人のキスシーンはもとより、過激なベッドシーンまで熱演したことで、試写会に参加した記者たちを驚かせた。

 ユ・ハ監督は撮影の際、役者たちの細かな感情の変化を捉えるために心血を注ぎ、一つのシーンの撮影に1週間かけたという後日談もある。

 『霜花店』は、元に抑圧されていた高麗時代の末期、王の護衛兵ホンリムと、彼を寵愛(ちょうあい)した王、そして政治的陰謀に巻き込まれ、二人の間に立ちはだかった王妃の禁断の愛と裏切りを描いた映画で、今月30日に公開される。

キム・ヒョンロク記者
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