パク・ヨンハがアリーナツアーをスタート


 パク・ヨンハが3日、横浜アリーナで「パク・ヨンハアリーナツアー2008-2009」をスタート。1万3000人余りの観客が会場を埋め尽くし、青いペンライトを振って声援を送った。

 白いシャツに黒のパンツ、そしてサングラスという姿で登場し、「夏のカケラ」で幕を開けた。「こんにちは。みなさんお久しぶりです。目の前で皆さんに会うと興奮しちゃいます」などと軽妙な日本語のMCも披露。「3年ぶりの横浜アリーナです。横浜は意味がある場所です」とデビューイベントから縁のある横浜での公演に感慨深い様子を見せた。

 これまで、バラードのイメージが強かったパク・ヨンハだが、先月発売した新アルバム「LOVE」ではロック調の歌や渋いメロディーの歌なども取り入れ、固定観念を打ち破った。

 ライブでもそんな新境地を披露。「Nobody knows」を歌った後、「この年で新しいことをやるのは恥ずかしかったけど、音楽の変化が必要だと思い、チャレンジしました。頑張ります! 皆さんも頑張りましょう」と少し照れながら話した。


 さらに、アコースティックギターを弾きながら歌ったり、ファンに振り付けを指導して、一緒に踊るなどファンを楽しませた。多少体調が悪いのか、声の調子があまりよくなかったが、それでもパワフルに全20曲を歌いきった。

 アンコールで「期別」を歌い登場すると、場内の観客が「期別」を大合唱。パク・ヨンハはファンの熱い思いに感無量になり、歌い続けることができない。するとファンの声はさらに大きくなり、パク・ヨンハは胸に手を当て、時には目頭を熱くし両手で顔を覆いながら、ファンの歌声を聞いていた。続く「Say goodbye」からは、ファンにお返しと、めいっぱいの気持ちを最後のパフォーマンスに込めて歌った。そして最後のあいさつでは、言葉の代わりに最上級の礼で心の内を示した。

 最近は「俳優」としての姿に接し、久々に「歌手」パク・ヨンハを堪能できた。特に派手な演出やサプライズはなかったが、パク・ヨンハのチャレンジも含め、満足できるライブだった。

 パク・ヨンハのアリーナツアーはこの後、20日・21日に日本武道館、来年1月8日に大阪城ホールへと続く。

東京=野崎友子通信員

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