警察「故イ・ソヒョンさん、他殺の痕跡なし」


 1日午後4時半ごろ、ソウル市瑞草区良才洞のレコーディングルームで5人組男性ボーカルグループM.Street(エム・ストリート)のメンバー、イ・ソヒョンさん(本名イ・ジョンヒョン、30)が死亡しているのが見つかった事件で、死因は首つりによる窒息死で、自殺であることが明らかになった。

 この事件を捜査中のソウル水西警察署刑事1チームのある関係者は「イさんを最初に発見した所属事務所代表の陳述とM.Streetのメンバー、そして周囲の人々に調査を行った結果、何ら他殺の痕跡は見られなかった。遺体発見当時、首をつった状態であり、遺書が発見された点から、自殺ということで捜査を終結する方針だ」と語った。

 イ・ソヒョンさんは遺体で発見される1日前まで、所属事務所のレコーディングルームで来年初めに発表する新曲のレコーディングの真っ最中だったことが分かった。

 イ・ソヒョンさんに近い関係者は、2日夜明けの本紙とのインタビューで、「昨日まで明るく笑っていたソヒョンの姿が目に浮かぶ。今まで(下積み生活が)大変でも黙々と(歌手の)道をあきらめないで一生懸命歩いてきたのに、こんなふうにむなしく逝ってしまうなんて…とても悲しい」と言って目頭を熱くした。

 イさん死亡のニュースが伝わると、歌謡界はもちろん、ネット上でも故人に対し追悼の雰囲気が高まっている。

 2004年にファーストアルバムをリリースして芸能界にデビューしたM.Streetは、昨年初めにセカンドシングル『Tension』を発表し、多くのマニア層から愛され音楽性を認められてきた。

 一方、故イ・ソヒョンさんの焼香所は当初、検察の遺体解剖検査が終わった後、故郷の水原に設けられるはずだったが、遺族の意向により、ソウル市江南区道谷洞の永東セブランス病院に設けられる予定だ。

イ・スンウ記者
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