胃がんチャン・ジニョン、闘病中の姿を初公開

「はり・きゅう治療で効果」


 女優チャン・ジニョンが胃がん闘病後、初めてファンの前に姿を現わした。そして、近況を語るとともに、はり・きゅう治療の効果があったと発言、話題を集めている。

 チャン・ジニョンは29日に放送された時事・ドキュメンタリー番組『ニュース・フー』(MBC)に出演、「今は3回目の抗がん剤治療と、はり・きゅう治療を並行しているところ」と語った。

 9月に胃がんの宣告を受け、衝撃を与えたチャン・ジニョン。それ以来、表舞台には出ず、治療に専念してきたが、この日は特別にメディアのインタビューに応じた。この日、同番組は「チャン・ジニョン効果」のためか通常より高い視聴率12%(TNSメディアコリア調べ)をマークした。

 はり・きゅう治療の資格をめぐり、韓国漢方医学界と「全面戦争」を繰り広げている「キム・ナムス氏事件」を取り上げた同番組で、チャン・ジニョンは「(個人的に)はり・きゅう治療には本当に助けていただいています。病院でも素晴らしい治療をしてくださっているけれども、抗がん薬はすべての細胞に影響を与えるので、強い抗がん剤に耐えるのはとてもつらくて…。でも、おきゅうを据えてもらっていることが、体調回復にとても役立ちます。一日一回ずつ欠かさず受けています」と告白した。

 さらに、近況についても「現在、抗がん剤による3回目の治療を受けているところ。手術は選択の問題で、いい結果が出ると信じています。山登りをしたり、映画を見たり、ショッピングをしたりと、ほぼ通常通りの生活です」と語った。

 そして「胃がんの末期という悲観的なうわさが流れたけれども、希望は失わず治療しています」と周囲の励ましに感謝の言葉を述べた。チャン・ジニョンはこのほど、所属事務所のイェダン・エンターテインメントと2年間の契約を更新するなど、「完治後の芸能界復帰」に強い意志を見せている。

 『ニュース・フー』放映直後から、多くの視聴者からチャン・ジニョンに励ましのメッセージが寄せられている。だが、一方では制作者側が特定の医療関係者を過剰に宣伝しているのではないかという声も上がっている。

 「キム・ナムス氏事件」とは、はり・きゅう治療により、これまで大勢の患者に治療を施してきたキム・ナムス氏をめぐる騒動。9月にある番組の特集で広く知られるようになったが、このほど資格がないとの理由で、医療法違反により資格停止処分を受け、鍼灸(しんきゅう)院が閉鎖に追い込まれた。それ以来、はり・きゅう治療の資格・制度をめぐり、関係各界での確執が続いている。

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