女優イ・ヨウォンは2日から7日まで、ベトナムのハロン湾で行われたケーブルテレビ局tvNのワールドスペシャル『LOVE』で、貧しい家庭を訪問、大粒の涙をこぼした。
ハロン湾は米映画『グッドモーニング、ベトナム』の舞台になった場所で、世界的な観光地だが、海で生まれ海で死ぬ貧しい人々の水上生活の場でもある。イ・ヨウォンは水上の家に住むトゥオン君のもとを訪れた。
トゥオン君は重い病気で寝たきりの年老いた母親と、小さな船をこいで観光客に果物を売る姉がいる10歳の少年だ。トゥオン君は肝臓病で何もできない母親の代わりに、学校に行くことをあきらめ、海に潜り貝を捕って生活費の足しにしている。
イ・ヨウォンは写真家チョ・ナムリョンと共にトゥオン君の手伝いをした。そうした中、トゥオン君の母親は余命あと1年と病院で診断された。
スタッフによると、イ・ヨウォンは撮影時、残り少ない時間を子供たちと一緒に過ごしたいという母親の願いを聞き、涙が止まらなくなったとのことだ。