韓国のCMクイーン、合言葉は「ナイスボディー」


 「よく食べて健康に生きよう」というウェルビーイング時代を迎え、ナイスボディーのスターがCM市場の新しい主役として浮上している。

 景気不振で伝統的なCMクイーンの勢いが衰え、その隙をナイスボディーのスターが埋めつつある。

 ハン・イェスルは顔もスタイルも抜群の女優として、ユン・ウネ、チョン・リョウォンらとともに少し前からCMクイーンの座に君臨している。ドラマ『いかさま師~タチャ』(SBS)で妖艶な魅力を見せているハン・イェスルが現在出ているCMは10社近くに達する。ランジェリーブランド「ビーナス」のほか、OBビール「CASSレモン」など数多くのCMに出演し、人気絶頂を迎えている。

 イ・ヒョリとチョン・ジヒョンは、ナイスボディーで有名な伝統的CMクイーン。イ・ヒョリは健康飲料「ブラックビーン・テラティー」をはじめ、化粧品ブランド「ISA KNOX」やファッションブランド「トップガール」などのCMで、相変わらずのボディーラインを誇っている。チョン・ジヒョンは「17茶」のモデルとしてウェルビーイング飲料時代の扉を開いたのに続き、サムスン電子の携帯電話「Anycall」やマンションブランド「ロッテキャッスル」など幅広いジャンルのCMを網羅し、CMクイーンの名にふさわしい活躍を見せている。

 フィギュアスケート界のスター、キム・ヨナは新鋭ナイスボディー・モデルの筆頭だ。フィギュアスケートのシーズンである冬季を迎え、ミネラルウォーターのロッテ「アイシス」を始め、国民銀行、製菓店「トゥレジュール」、毎日乳業など、キム・ヨナを起用したCMをあちこちで見ることができる。

 週末ドラマ『私の女』に出演したチェ・ヨジンは、代表的な8頭身美女らしく、ウェルビーイングをテーマにした製品で著しい活躍を見せている。ボディーケア・ブランドの「アビーノ」をはじめ、ケロッグの朝食代わりのシリアル「穀物物語」などのモデルとして、健康的な魅力を振りまいている。

 Lee&DDB広告企画チームのチャン・ミン部長は「これまでナイスボディーはセクシーの代名詞だったが、今は健康的なライフスタイル、つまりウェルビーイングがブームとなり、健康的な美しさとして再解釈されている。良い食生活とたゆまぬ運動、普段からのボディーケアで作られた健康的なボディーラインの女優たちを消費者が自然に受け入れ、ブランド価値が高くなっている」と分析した。

チョン・ギョンヒ記者
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