歌手Rain(ピ)の5thアルバムの収録曲『Rainism』が、保健福祉家族部の組織下にある青少年保護委員会から青少年有害媒体物の判定を受けた。
青少年保護委員会は、現行の青少年保護法第10条により、『Rainism』の歌詞を「青少年に性的な欲求を刺激する扇情的で淫乱なもの」と判断し、一足遅れて19歳未満は購入不可の措置をとった。
これについて所属事務所側は、問題になった一部の歌詞を改正し、『Rainism クリーンバージョン』を制作、オンライン音楽サイトで配布し、テレビやコンサート出演時にもこのクリーンバージョンを使用する予定だ。
また、今後出荷する5thアルバムには「19歳未満販売不可」の表示を付けて発売する。
事務所側は今回の処分について、「法で定めている方針なので謙虚に受け入れるしかない」と話しながらも、「(歌詞の修正など今回の措置は)扇情性自体を認めるものではなく、Rainの活動に支障をきたさぬよう、ひとまず歌詞を変更するなどの処置をとるもの。扇情性の判断の基準は何なのか分からない」と残念がった。
扇情性の論議が巻き起こった『Rainism』の歌詞は、地上波テレビ局3社の本審議と再審議をすべてパスしていたため、今回の結果でファンの混乱がさらに大きくなっている。