インタビュー:キム・ジョングク「僕は大衆歌手」(下)

-曲を書かないのはそのせいか。

 「僕は曲を歌で表現することが好きです。細かく繊細に。感情を込める部分、ハスキーに歌う部分、またわざと正確ではない音程にしたりというように…。そういうのが面白いです。感情を調節しながら曲一つを完成させる作業に満足を感じます。いつも僕は『ミュージシャンではなく大衆歌手』だと言っています。僕の歌を特定の思い出と一緒に覚えていてもらえればうれしいです」

-自分が歌がうまいと感じたのはいつごろ?

 「高校のとき、学校にロックバンドがありました。ボーカルオーディションのとき、スティールハートの『She's gone』を歌いました。みんな歌がうまいと言ってくれました。本当はロックがやりたかったのですが、僕にはダンス音楽のチャンスしかめぐってきませんでした」

-コンサートをあまりしない理由は?

 「2004年末に1度だけ。僕はそのコンサートがすべての面で気に入らなかったのです。一人の歌手を見るためにあんなにたくさんの人が集まったのに、それに相応するようなクオリティーだったのかという疑いを感じました。その後、徹底した準備ができるまでコンサートはしないと心に決めています」

-歌を聞かせる場がないと言いながらコンサートをしないというのは、矛盾した考えではないか。

 「僕もRUI(イ・スンチョル)先輩やキム・ゴンモ先輩、シン・スンフン先輩のようになりたいです。この先輩たちのようにミュージシャン的な要素を加えたいのですが、人々に刻印されたイメージが強すぎて…。僕自身、ちょっと違う方向に進んでいるようです。これからは音楽的な面に力を入れ、コンサートで観客のみなさんに感動を与えたいと思います」

 キム・ジョングクはラジオの生放送のため、インタビューを終え席を立った。「いろいろなことを考えさせられたインタビューでした。時間が足りないのが残念です」とキム・ジョングクは幾度も繰り返した。カフェを出ると、大勢の女性ファンが集まってきた。マネージャーは時間を気にしていたが、キム・ジョングクはファンたちと一緒に写真を撮った後、車に乗り込んだ。

ハン・ヒョンウ記者
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