ムン・グニョンさんに悪意の書き込み相次ぐ

 国内最大の民間募金機関、「社会福祉共同募金会」に過去6年間匿名で総額8億5000万ウォン(約6000万円)の寄付を行い、個人寄付者としては歴代1位になった女優のムン・グニョン(21)さん。このニュースが伝わった後、一部インターネットユーザーの非難に悩まされている。

 メディアに報じられた今月14日から、各種ポータルサイトに掲載されたムンさんの記事には「いい子のフリをしている」など、批判的な書き込みが相次いだ。

 書き込みの中には、ムンさんの故郷が光州であることから、地域感情をあおるものもあった。さらにはムンさんの祖父(故人)の前歴を挙げ、ムンさんへ悪意に満ちた非難を浴びせる内容もあった。

社会福祉共同募金会のキム・ヒョジン次長は「個人の悲しい家族史まで挙げて寄付に理念的な定規をあてる韓国の現実が悲しい」と語った。

  民主労動党は17日、「わが国の屈折した歴史がムン・グニョンさん家族を通じて投影されたとするならば、これは民族史の痛みとして受けいれなければならないはずだ。これを口実に中傷と誹謗が広まってはいけない。非正常的な個人攻撃は中止しなければならない」と声明を出した。

オ・ユニ記者
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