チョ・ソンモのMVをMIRUがリメーク


 「ミュージックビデオもリメーク時代!」

 1998年に発表され、K‐POP界を熱くしたチョ・ソンモのヒット曲『To heaven』のミュージックビデオが10年ぶりにリメークされた。これまで歌のリメークは多かったが、ミュージックビデオがリメークされるのは今回が初めてだ。

 そんな新しい試みを行ったのは、新鋭歌手MIRUのバラード曲『病院へ行く』。MIRUは新人ながらJEWELRY、Brown Eyed Girls、ダビチ、See Yaがそれぞれ同じ曲を歌うという独特の広報戦略を展開。さらにミュージックビデオのリメークという型破りな試みまで披露し、ファンの関心を高めている。

 『To heaven』のミュージックビデオは、新人歌手チョ・ソンモを一躍スターダムに押し上げるのに大きな役割を果たした独特のマーケティング法で、業界内外の注目を集めた。数億ウォンの制作費、1編の映画を彷彿させるストーリー、俳優たちの熱演など、当時神秘主義戦略を展開していたチョ・ソンモへの関心を増幅させた。以後、多くの歌手がこの方法を真似し、ミュージックビデオを制作するというトレンドを形成した。

 ミュージックビデオのリメークを決定したチャンイ・プロダクションは、「今までK‐POP界で『To heaven』のミュージックビデオほど注目を集めたり、感動を与えた作品はないと思う。『To Heaven』への尊敬の念、そして忘れ去られていく良い作品を、改めて心にとどめることができたら、という主旨で、紆余曲折を経てリメークすることができた」と述べた。

 今回の作品ではチャン監督がメガホンを取り、以前イ・ビョンホン、キム・ハヌルが演じた主人公役は新鋭コン・ジョンファン、チャン・ミイネが熱演。また、原作の主要ストーリーを再現するのに費用は1億ウォン(約690万円)以上、撮影期間2カ月を要したという。

イ・ジョンヒョク記者
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