Rain(ピ)、イ・ビョンホン、ダニエル・ヘニーのハリウッド出演作がイギリスの日刊紙タイムズが選ぶ「2009年の大作ベスト50」にランクインした。
タイムズ電子版は10日、イギリスで来年公開される大作映画50本を掲載した。
まず、5位に入ったのはダニエル・ヘニーのハリウッド進出作『ウルヴァリン』。これは『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品で、同シリーズの裏ヒーロー的存在ともいわれるウルヴァリンの誕生を描くもの。ダニエル・ヘニーはウルヴァリンの天敵のスナイパー、エージェント・ゼロ役を演じる。
『ウルヴァリン』について、タイムズは「5月公開。ローガン(ウルヴァリンが記憶喪失になった時の名前)がなぜあんなに恐ろしいツメを持ち、ヘアスタイルをするようになったかという秘密が明らかになるので、ネットでもホットな話題になるだろう」と紹介している。
イ・ビョンホンが出演する『G.I.Joe』も35位にランクイン。1980年代の人気漫画シリーズを映画化した『G.I.Joe』は『ハムナプトラ』シリーズのスティーヴン・ソマーズ監督が手掛け、チャニング・テイタム、シエナ・ミラーら出演する。イ・ビョンホンはニンジャのストーム・シャドー役だ。
来年8月公開予定のこの作品について、同紙は「2009年8月も、2008年と同じくらい経済的に厳しい状況が続けば、バカンスをあきらめた人々が手軽な“現実逃避”のため映画館に集まるだろう。この映画はそれにうってつけ」と書いている。
そして41位に入ったのがRainの主演作『ニンジャ・アサシン』。『Vフォー・ヴェンデッタ』のジェームズ・マクティーグ監督作品だ。Rainは「人間兵器」として育てられた孤児ライゾー役を演じ、高度なアクションを繰り広げる。
『ニンジャ・アサシン』について同紙は「スターがあまりいない作品。ウォシャウスキー兄弟の『スピード・レーサー』に出演した韓国のポップスターRainが出演する。典型的な“師匠に対抗する暗殺者”のストーリーで、ネット上で人気を呼べば十分、ヒットの可能性がある」と見ている。
このほか、韓国でおなじみの作品としては『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が期待作1位、『スタートレックXI』が3位、『トランスフォーマー2』が13位にランキングされた。