俳優ソン・イルグクさんに対する暴力事件をめぐり、誣告罪(日本の虚偽告訴罪)と出版物による名誉毀損で懲役1年の実刑判決を受けたフリーランス記者キム・スンヒ被告の控訴審で、裁判所がソンさんを直接尋問したいという意思を明らかにした。
5日午前10時、ソウル中央地裁刑事控訴2部によると、1次公判でキム被告側が「ソンさんがマンション玄関の自動ドアを通る際、キム被告をひじで殴った可能性がある」とし、二人の体が接触した可能性を再び主張した。これについてキム被告側は「初期の捜査で現場検証がきちんと行われなかった」とし、裁判部に現場検証を申し入れた。
また、キム被告側は裁判所にソンさんのマンションの監視カメラを操作した疑惑に対する根拠資料の鑑定を依頼し、裁判所は検察が提示した嘘発見器の記録も証拠品として採択した。
裁判部は19日午後4時にソンさんの自宅前で現場検証を行うとし、ソン・イルグクとキム被告に同行していたカメラマン二人などを代理人を通じて再び当時の状況を再現する方針だと伝えた。
控訴審の2次公判は28日午後4時から行われる。