故チェ・ジンシルさん母「娘は元夫に未練があった」


 故チェ・ジンシルさんの母親が娘の死後、もどかしい母心や元婿チョ・ソンミンに対する寂しい気持ちを打ち明けた。

 チェさんの母親は3日に発売された時事週刊誌『時事IN』(第60号)とのインタビューで、「娘はバカみたいにチョ・ソンミンへの未練を捨てることができなかった。心の中で彼が子どもに会いに来てくれたらと願っていた。野球選手として見事に再起を果たし、子どもたちのすてきな父親になってほしい、と手紙を書いたこともある」と語った。

 しかしチョ・ソンミンは離婚後、チェさんはもちろん子どもたちに対しても無関心で、一貫して娘の心を傷つけたというのだ。

 チェさんの母親は「子どもたちの改姓に関する裁判の時、本来は父親に意向を聞く手続きが必要だという。ところが判事が(チョ・ソンミンは)父親らしいことを何もしていないため、呼ぶ必要もない、と言って姓を変えてくれた」と戸籍変更の裏話を打ち明けた。

 チェさんの母親はチェさんが亡くなった後、「チョ・ソンミンは親権や養育権、そして財産権など全ての権利は自分にあると主張しており、自分を父親と認めれば責任を果たすと言うが、何の責任なのか分からない」と語った。

 チェさんの母親は、養育権や財産権などに関するチョ・ソンミンとの対立について「わたしたちは家族の問題だから静かに家族同士で話し合いたいのに、チョ・ソンミンはしきりに弁護士を立てて法的に解決しようと言っている。わたしたちは弁護士を雇うお金も気力もない」と述べた。

 そして、「チェさんが故アン・ジェファンさんにお金を貸した」「チェさんの継父がアンさんに20億ウォン(約1億6000万円)を貸した」といううわさについては、「わたしは再婚していないし、恋人もいない。娘のお金は今までわたしが全て管理した。娘はどこにいくらあるのかも知らない」と語り、また「“わたしとは関係ないことなのに、なぜわたしを陥れようとするのか分からない。周囲にはわたしのために弁明してくれる人もいない。人が嫌い。世の中が嫌い”と話したのが娘の最後の言葉だった。11月19日が四十九日法要だ。今このありさまを見て、娘はあの世で胸を痛めているだろう」と付け加えた。

キム・ヨンウン記者

【ニュース特集】チェ・ジンシルさん自殺

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