韓国の理工系大学の最高峰・韓国科学技術院(KAIST)の授業で歌手キム・ジャンフンの公演活動が取り上げられている。
ほかの歌手とは一味違う演出や、一貫した大型コンサートで10年以上もトップを走り続けるキム・ジャンフンが、KAISTの授業に登場した。KAIST機械工学部の専攻授業「独創的課題の具体例」のカリキュラムには、「キム・ジャンフンの公演の舞台装置および公演全般に関するアイテムの創出と具体例」が取り上げられている。
これは、キム・ジャンフンの公演を見て、その独創性や演出力に感心したペ・スンフン副総長の提案によるもの。授業はヒューマノイド(人間型)ロボット「ヒューボ」で有名な呉俊鎬(オ・ジュンホ)教授が担当する。
呉教授は「いつも独創的で情熱的なキム・ジャンフンさんの公演は非常に印象深い。特に、機械工学の学生たちは実質的な経験ができる公演特有の工夫を凝らした舞台装置・演出力を大いに楽しみにしている。科学が人々に便利さと幸せをもたらしてきたように、今後は科学で文化にも貢献できたら。単なる歌手の公演という枠を越え、国家的な次元から大きな相乗効果を生む可能性もある」と背景を説明した。
キム・ジャンフン自身も数回にわたり授業に参加し、独創的な公演について学生と意見を分かち合ったが、学生が2回目の授業に100以上のアイテムを持参したのを見て、大変驚いた様子だったという。