故・金斗漢氏の娘である金乙東(キム・ウルドン)議員(親朴連帯)は弟ギョンミン氏が映画『将軍の息子4』の制作を手掛けることに対し、強く反発している。金斗漢氏は独立運動家・金佐鎮(キム・ジャジン)将軍の息子で、若いころ植民地時代末期の任侠組織のリーダーになり、後に国会議員を務めた。金斗漢氏をモデルにした映画『将軍の息子』シリーズは、1990年代初めに大ヒットした。
金乙東議員は31日、金斗漢氏の生涯を描く『将軍の息子4』制作に懸念を表し、「フィクションであれ、ノンフィクションであれ、客観的な視角に基づき登場人物の評価が行われるべきだが、興行目的で息子が父親を主観的な立場から描くのは非常に不適切」と述べた。
各メディアは30日、「『将軍の息子』シリーズの続編は、金斗漢氏の息子ギョンミン氏が代表を務める映画会社パインツリー・エンターテインメントにより制作されることになった」と報じていた。
金乙東議員は「映画に関する専門性に乏しい弟が、突然『将軍の息子4』を制作するというのは、青天のへきれき。1から3までを制作したテフン映画社からタイトル使用に関する了承を得たと言っているが、同社に確認したところ、事実でなかった」と語った。
また、一部メディアがギョンミン氏について、金乙東議員の弟であると同時に俳優ソン・イルグクの叔父でもあることを報じたことに触れ、「映画制作とわたしは全く関係なく、息子ソン・イルグクやわたしの名前が挙がっていること自体、遺憾だ」と話している。