タレントのオク・ソリらが申し立てた姦通罪の違憲訴訟について、憲法裁判所は合憲との判断を下した。
憲法裁判所は30日、配偶者がいる者の姦通、及び相姦を処罰する刑法第241条に関する違憲法律審判について、「合憲」と判断した。
違憲判断は、裁判官9人中6人以上が違憲判定が必要。しかし今回の事件では合憲4、違憲4、憲法不合致1となり、違憲を宣言するのに必要な最低人数の6人に達しなかった。
違憲を唱えた裁判官らは、姦通罪が憲法上、過剰禁止原則に違反し、個人の性的自己決定権や私生活の秘密、自由を侵害するという意見だった。
一方、合憲を唱えた裁判官らは、個人の性的自己決定権やプライバーシー権などを侵害しないと反論した。
姦通罪は「配偶者がいる者が姦通した場合、2年以下の懲役に処する」という内容で、今後も論議が続く見通しだ。