映画『将軍の息子』の続編がモデルになった故・金斗漢(キム・ドゥハン)氏の息子により製作されることになった。
映画製作会社パイントゥリー・エンターテインメントは30日、「故・金斗漢氏を主人公とする『将軍の息子4』の製作を準備している。シリーズの1-3を作ったテフン映画社にタイトル使用に関する了承を求め、現在台本を作っているところだ」と明らかにした。
同社は、金斗漢氏の長男であるキム・ギョンミン氏が代表を務める会社だ。同社は「これまで金斗漢氏の生涯を描いた映画は9本あったが、今回の映画はその息子が自ら製作するということで大きな意義がある。『4』は金斗漢氏が20歳だった1938年から40年代中盤までのエピソードを描く」としている。
『将軍の息子4』は1-3を手がけた巨匠イム・グォンテク監督ではなく、別の監督がメガホンを取る予定で、製作費50-60億ウォン(約4億-4億7000万円)が投入されるとのことだ。来年3月にクランクインし、その年の秋の公開を目指す。
金斗漢氏は独立運動家・金佐鎮(キム・ジャジン)将軍の息子。若いころは植民地時代末期の任侠組織のリーダーを務め、後に国会議員にもなった。同氏の生き様を描いた『将軍の息子』シリーズは90年代始めに公開され、一大ブームを巻き起こした。