チェ・ジウ、ユ・ジテ、ソン・ヘギョ、キム・テヒ、イ・ビョンホン、ソ・ジソブ、シン・ヒョンジュンなど映画で活躍していたスターたちがテレビドラマに戻ってくる。彼らは4年から、長くて10年近くブラウン管に姿を現さず、過去「どこどこに出演するそうだ」という説だけがはびこっていた。
彼らの復帰で、すでにテレビ業界内外での関心も、憂慮の声も高まっている。まずスターたちの復帰が、停滞していた韓流市場に再び活気を吹き込んでくれるだろうという期待感が強い。全般的にドラマ市場の質を高めることができるともくろんでいる。
その一方で、手厳しい意見もある。トップスターの高額なギャラが制作費の負担につながり、新人俳優たちの起用が減るのではないかという指摘だ。しかし大衆は、トップスターのドラマ出演にさほど嫌悪感を示している様子はない。では、トップスターたちのドラマ復帰の内訳を見ていこう。
ソン・ヘギョは27日から放送される『彼らが住む世界』(KBS第2)に出演。『フルハウス』以来4年ぶりとなるこのドラマでプロデューサー役を演じ、ヒョンビンと共演する。
これまで清純で女性らしいイメージだったソン・ヘギョは、役のためイメージチェンジ。髪をボブカットに切り、ほっそりした体にするため、体重管理をするなど熱い意気込みを見せている。
また同ドラマはソン・ヘギョの変身だけではない。『嘘』、『バカみたいな愛』などでマニアファンを持つ脚本家のノ・ヒギョンと、プロデューサーのピョ・ミンスが再びタッグを組む。そしてペ・ジョンオク、ユン・ヨジョンなど“ノ・ヒギョン師団”と呼ばれる演技派俳優らが多数出演し、撮影前から話題になった。
イ・ビョンホンとキム・テヒもお茶の間に戻ってくる。イ・ビョンホンは2003年『オールイン』以来5年ぶり、キム・テヒは2004年『ラブストーリー・イン・ハーバード』(共にSBS)以来4年ぶりの復帰となる。彼らが出演するドラマは、カン・ジェギュ監督が演出する制作費約200億ウォンの大作ドラマ『アイリス』。
『アイリス』は来年夏の放送を目標に、全20話で制作。韓国ドラマ初の諜報(ちょうほう)員を描いたアクションドラマとして、先端の諜報システムやアクション、海外ロケなどさまざまな見どころを用意する予定だ。
ソ・ジソブとシン・ヒョンジュンも、兄弟の運命的な葛藤を題材にしたドラマ『カインとアベル』(SBS)で、来年2月初めに視聴者と対面する。ソ・ジソブは2004年『ごめん、愛してる』(KBS第2)、シン・ヒョンジュンは2003年『天国の階段』(SBS)以来、久しぶりのドラマ復帰だ。
ソ・ジソブは天才的な医者だが、人間の尊厳を追い求める弟チョイン役。シン・ヒョジュンは父親の愛や医者としての能力、そして愛する人までも弟に奪われたと劣等感にとらわれ、チョインに対し愛憎を抱く兄ソヌ役を演じる。
チェ・ジウとユ・ジテは『風の絵師』(SBS)の後枠で、12月3日から放送予定の『スターの恋人』にキャスティングされた。同ドラマは世の中の99%の男性が虜になる魅力的なトップスター、マリ役のチェ・ジウと、世の中の1%の女性も好きにならない魅力のない大学講師、チョルス役のユ・ジテが織り成すラブストーリー。
『冬のソナタ』で感傷的なセリフを生み出し、視聴者の心をときめかせたオ・スヨンが脚本を担当する。