俳優イ・ジュンギさんの所属事務所メント・エンターテインメントは28日までに、イさんを横領と虚偽告訴の疑いでソウル江南署に告訴した。
メントは今月9日、ソウル中央地裁でイさんを相手取り、5億ウォン(約3300万円)の損害賠償を求める民事訴訟も起こしている。
メント側は「(イさんは)所属事務所の支援でスターとして大成したにもかかわらず、事務所に背を向け、さらには陥れようとする行動を取った。現在は大きな自責と失望の念を感じている」とコメントした。告訴状の提出は24日だったという。
メントによると、イさんとマネジャーは2007年12月に自らを経営者とする新会社を設立し、所属事務所に無断で契約、芸能活動を行っていたという。このため、メント側はマネジャーについても今年6月に業務上横領の疑いで江南署に告訴していた。警察は同マネジャーについて、業務上横領、詐欺での立件を視野に捜査を進めているという。
メントはまた、イさんとマネジャーを相手取り総額5億ウォンの損害賠償を求める民事訴訟を起こしているが、賠償金請求額は最終的に少なくとも15億ウォン(約1億円)に上る見通しだ。
イさんとメントは今年6月から専属契約の履行をめぐり互いに告訴し合う攻防を繰り広げている。イさんもメントを相手取り納税不履行と利益分配漏れを指摘し、契約無効確認訴訟を起こすとともに、メントを横領の疑いで告訴している。