チュ・ジフン「一番うれしかったシーンは…」


 28日午後2時、ソウル市江南区三成洞の映画館メガボックスCOEXで映画『アンティーク-西洋骨董洋菓子店』(ミン・ギュドン監督)=以下、『アンティーク』=の試写会・記者懇談会が行われた。主演のチュ・ジフンは「台本を見ると、男4人がずっと一緒。セリフも重要ですが、登場人物の間に流れる独特の空気を醸し出さなければならなかったので、4人のハーモニーの“割合”が重要でした。クランクイン前からそれが心配でした」と撮影前から感じていた悩みを語った。

 撮影で一番うれしかったことについて質問すると、「僕が警察署から帰ってきて、ほかの3人を抱きしめるシーンがあります。撮影の中盤から後半にかけて、共演者たちが何カ月も同じところで寝起きして、実際に親しくなって…そんな様子が映画のワンシーンに自然ににじみ出て、うれしかったですね」と教えてくれた。

 そして、「前作から人間の二面性に関心を持ってきました。そういう部分を深く掘り下げようと思っていたとき、この台本をいただき、自分探しをするように撮影に臨みました。こうして作った『アンティーク』という“ケーキ”、僕が試食してみたところではおいしかった。観客の皆さんもぜひご一緒にこの味を味わってくだされば」としっかりPRしていた。

 『アンティーク』は日本の同名漫画の映画化で、ケーキ店『アンティーク』で働くワケありイケメン4人の物語。チュ・ジフンが演じるのは、イケメンで弁が立つが、自分でも思い出せない過去を抱えるケーキ店「アンティーク」のオーナー、ジンヒョク役だ。11月13日公開。

ユ・スク記者
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