俳優クォン・サンウが映画『私の愛、私のそばに』(パク・チンピョ監督、映画社「家」制作)への出演を突然取りやめた。
これは、同作の制作会社の関係者が27日、「クォン・サンウは来月中旬のクランクインを前に、出演料の合意や共演者のキャスティングなどがすべて終わった状況で、突然出演を取りやめた」と語り、明らかになったもの。
この関係者によると、10日前まで監督に「頑張ります」と固い意志を見せていたが、クランクイン直前になり「出演しない」と言い出し、監督・スタッフ・共演俳優ら全員が当惑しているという。
『私の愛、私のそばに』は、『ユア・マイ・サンシャイン』のパク・チンピョ監督が4年ぶりに手がける恋愛映画。「ルー・ゲーリッグ病」とも呼ばれる筋萎縮性側索硬化症にかかった男ジョンウと、彼を献身的に愛する女ジスの感動的なラブストーリーだ。
「筋肉が衰えていく病気にかかる役は“マッチョ”なクォン・サンウに似合わない」という声もあったが、クォン・サンウは役作りのため体重を10キロ以上落とすと宣言、撮影に備えていたはずだっただけに、突然の出演キャンセルは波紋を呼んでいる。
ジス役にはハ・ジウォンが決まっており、クォン・サンウとの共演が実現すれば、2004年のロマンチックコメディー映画『恋する神父』以来4年ぶりだということでも話題になっていた。
これについて、クォン・サンウの所属事務所は「近く正式な見解をまとめ、発表する」と説明している。