クォン・サンウ、ファンミ1万5000人に感涙


 韓流スター、クォン・サンウが25日午後3時、さいたまスーパーアリーナに1万5000人の観客を集めてファンミーティング「SANG WOO MY STORY Premium Event in Japan」を開催、日本での根強い人気ぶりを実証した。

 意表を突くオープニング。クォン・サンウの登場は、ベッドの中からジャージ姿で起き上がる、という衝撃的なもので幕が上がった。今回のファンミーティングは、「クォン・サンウの日常生活」をモチーフとして、舞台は「サンウの家」に作られていた。

 着替えて再度登場し「2年ぶりに皆さんに会えてうれしい。本当に幸せ、本当に会いたかった。きのう飛行機に乗ってくる時からどきどきしていました」と会場を埋めた1万5000人のファンを前に感激のあいさつ。

 トークでは、大ヒットドラマ『天国の階段』の思い出は「寒かったこと」と冗談っぽく語り、好きなシーンはチェ・ジウと毛布にくるまっているシーンだとした。「二人の愛の感情がとても伝わるシーン」とシリアスに語りながらも「無衣島のセットが本当に寒くて」と笑わせた。

 また、最新の映画『宿命』について「自分も悪役ができるんだという楽しさを感じられた」とし、共演のソン・スンホンについては「いたずらで毎日けんかしていた。本当に親しい友人。いつもお互い応援しながら、いろいろ話をする」などと親密ぶりを語った。

 待望の新作予定に関しては、「ドラマが決まって、近く撮影に入る。放送は来年2月の予定。一人二役をする」と明かすと、場内からは大きなどよめきと喝さいが起こった。

 トークのほか、歌「BAD LOVE」を披露、またあらかじめ選ばれていた5人のファンを「家」に招き入れ、マジックや軍隊時代に覚えた運動などを見せるなどして、2時間余りがあっという間に過ぎた。

 エンディングにファンへの感謝と愛をつづったメッセージを読み上げると、その目は赤くうるんでいた。そして、最後の歌「あなたなら」を歌い終わり、場内を埋め尽くしたファンにあいさつをしていると、ついに感極まってその目からは大粒の涙がこぼれ落ちた。

 目頭を手で押さえてもその涙が止まることはなかったが、最後には、涙の中せいいっぱいの笑顔を見せた。その姿はファンの心に深く刻まれたことだろう。

東京=野崎友子通信員

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