34歳の女優チョン・ヘヨンが、MBCの新水木ドラマ『帰って来た一枝梅』で16歳の少女を演じることになった。
チョン・ヘヨンが演じるのは一枝梅の生母・白梅役。両班(貴族)にもてあそばれて出産したものの、一度も赤ん坊を抱けないまま追い出され、生涯わが子のことを思い続ける。
白梅は16歳で子供を生んだという設定だが、すでに二児を出産し、現在満34歳というチョン・ヘヨンは、これを見事に演じ切り、スタッフを感心させた。
白梅は卑しい身分だが、耳学問で詩の素養を身に付け、すらすらとしたためるほどの文才の持ち主。子供を奪われ裏切られたという気持ちから、世間に背を向けて生きていく悲劇の女性だ。
実は、コ・ウヨン作の原作漫画を読んだ夫で歌手のション(本名:ノ・スンファン)が「この役は絶対に引き受けるべき」と勧め、出演を決心したそうだ。
同ドラマを演出するファン・インレ・プロデューサーは、チョン・ヘヨンについて「白梅という役に求められる冷たさも温かさも表現できる女優」と絶賛している。