Rain(ピ)が芸能バラエティー番組に出演、2000年に糖尿病で亡くなった母への思いで目頭を熱くした。
Rainは22日に放送されたMBC「黄金漁場」の人気コーナー「ヒザ打ち道士」に出演し、常に前へと走り続ける原動力として母を挙げた。
Rainは「糖尿病はインシュリンがあれば生きていける病気。母が亡くなった2000年12月は100ウォンさえ持っていなかった。父は海外に出稼ぎへ行き、一人で看病をしていたが、(お金は)持っていなかった」と当時を回想。
「その後家は火事に遭った。それで母の遺品や写真も何も残っていない。当時は何で無力な私にこんな試練が与えられるのかと思った。世の中に背を向けたくなった」と話した。
揺れ動く心を落ち着かせてくれたきっかけもやはり母だったという。「葬式が終わってこれからは思い通りに生きてやると家中の家具に八つ当たりしていたら、ベッドの下から母が残した通帳と手紙を見つけた。『母さんは早くに死んでしまうかもしれません。鎮痛剤を買うお金を(通帳に)残しておきました。妹の面倒をよろしく頼みます』という手紙を見て、気持ちが引き締まった」と語ると、目に涙を浮かべた。
Rainは「そんな母を思うと私は決して疲れて倒れることなどできない。倒れてもまた立ち上がって走り出すだろう。掛け替えのない人になりたい」と力強く語った。