Rainが芸能人の相次ぐ自殺に物申す


 歌手Rainが芸能人たちの相次ぐ自殺と、それによって社会的な論争の的になっている「仮面性うつ病」についての考えを述べた。

 Rainは最近イーデイリーSPNとのインタビューで、「芸能人は厳密にいえば公人ではなく、特定の職業を持った人にすぎないのに、あまりにも一挙手一投足に世間の関心が集まり、悪質なうわさなどに悩まされている現実がもどかしい」とため息をついた。

 特に芸能人が苦しむうつ病の一番大きな原因として悪質なうわさを挙げ、一時自身が経験した自殺説についての衝撃を吐露した。

 Rainの自殺説が出回ったのは、2006年4月中国からだった。中国のあるネットユーザーが「Rainが韓国の病院で自殺したという報道を韓国のテレビで見た」という文をインターネット上に書き込み、これがどんどん広がり中国メディアまでが大々的に報道する騒動となった。さらにこの中国発の記事を、韓国の一部のメディアが確認もしないで報道し、波紋が大きくなった。

 Rainは「当時、中国滞在中にこのようなことを経験したが、“一体何のことだ?”と父から電話が来るなど大騒ぎになった。すぐにでも韓国に戻って、確認もせず中国の記事をそのまま引用した媒体に、抗議でもしてやりたい気分だった。当時は本当に呆れたし、衝撃そのものだった」と打ち明けた。

 また、「芸能人は表向きは華やかに見えるかもしれないけど、スポットライトを浴びた後にやってくる寂しさは、口では言い表せないほどだ。特に突然人気が落ちたら、それによる孤独やうつ病は克服が難しいだろう」と最近あらわになった芸能人のうつ病の深刻性を伝えた。

 最後、もし自分の人気が落ちたらどうするかという質問には、「最悪の状況になったとしても、また一から始めようと考える。わたしが得意なのはダンスと歌だから、歌手を育てることもできるし、コンサートやミュージカルの演出もできるのではないか。体さえ健康なら、できないことはないと思う」と述べた。

 そして「わたしは家族のためなら、何でもできる」と締めくくった。

ヤン・スンジュン記者
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