韓流スターたちが帰ってくる。
ソン・スンホン、ソン・ヘギョ、チェ・ジウ、イ・ビョンホン、ペ・ヨンジュンなど元祖韓流スターのドラマ出演が確定し、国内外のファンの胸をときめかせている。ここにヒョンビン、キム・テヒ、ソ・ジソブなど次世代韓流スターも加わり、ドラマの出演者がいつになく豪華になっている。
ソン・スンホンは『エデンの東』(MBC)のドンチョル役で名声にふさわしい活躍を見せている。トレードマークだったソフトなイメージを脱ぎ捨て、荒々しくて強い男に変身。30%に迫る高視聴率を引っ張っている。
ソン・ヘギョは27日にスタートする『彼らが住む世界』(KBS第2)で、2004年放送の『フルハウス』(KBS第2)以来のドラマ出演を果たす。ドラマの制作現場を題材にしたこのドラマで仕事と恋、二兎を追うプロデューサー役を演じ、ヒョンビンと息を合わせる。
ソン・スンホンとソン・ヘギョは『秋の童話』(KBS第2)が生んだ韓流カップルだが、今回はそれぞれ別の月火ドラマの主人公として登場し、正面対決を繰り広げる。ソン・スンホンが荒々しい男に変身した一方、ソン・ヘギョはこれまで見せたことのない中性的な魅力を披露する。
チェ・ジウは12月3日スタートの『スターの恋人』(SBS)で帰ってくる。実際と同じくドラマでも韓流スターを演じ、どれだけリアリティーのある演技を見せてくれるのか、関心が集まっている。
来年も韓流スターのドラマ出演ラッシュは続く。イ・ビョンホンはキム・テヒと共演し、諜報(ちょうほう)員を描く大作ドラマ『アイリス』を準備中。ペ・ヨンジュンは『神の雫』への出演を決めた。また、2月には『ごめん、愛してる』(KBS第2テレビ)で大人気を得たソ・ジソブ主演の『カインとアベル』(SBS)が放送される。
こうした韓流スターのドラマラッシュは、新しい観光文化もつくり出している。ソン・スンホンやソン・ヘギョの場合、撮影現場を訪問する海外ファンのためのロケ地ツアーなどが組まれ、人気を呼んでいる。
あまり多くの作品に出演しない韓流スターが、同じ時期に続々と復帰することについて、テレビ業界ではうれしさと憂慮を同時に表している。KBSドラマ2チーム長のユン・チャンボムさんは「期待もできるが、心配な面もある。海外でいくら人気があるとはいえ、韓国国内でその地位にふさわしい演技力を見せ、成果を収めてこそ認められると思う。海外市場を狙って制作されるドラマとはいえ、まずは国内の視聴者に真心を見せるのが先だ」と述べた。