アンさん遺族「チョン・ソニも拉致されたが先に釈放」

 アン・ジェファンさんの死をめぐり、その遺族と妻チョン・ソニの確執が深まっている。

 アン・ジェファンさんの遺族は10日、ソウル北部地検に陳情書を提出、アン・ジェファンさんの死をめぐる疑惑について再捜査を求めた。

 あるメディアによると、遺族は「遺体が発見された車には食べ物や複数の種類のたばこがあった。こうした証拠から、死ぬ前まで誰かと一緒にいたのは確か。拉致された状況を解明してほしい」と要求したという。

 また、遺族は陳情書で「チョン・ソニは故人と一緒に拉致されたが、債権者たちに“責任を持って5億ウォン(約3800万円)返す”と告げ、自分だけ先に釈放されたと言った。チョン・ソニは5億ウォン借りて(債権者に)返したが、数日後に債権者がさらに5億ウォンを要求、これには応じなかった」と主張している。

 ところが、チョン・ソニは警察の事情聴取に対し、「そんなことは話していない」と否定しているという。

 検察は現在、遺族が出した陳情書の内容を検討、再捜査するかどうか協議しているとのことだ。

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