「チョン・ソニ発言再捜査ない」近く捜査終了へ


 俳優でタレントのアン・ジェファンさんが遺体で発見された事件を捜査している警察は13日、「貸金業者関与説」に関し、妻チョン・ソニに再出頭は要請せず捜査を終了することを決めた。

 ソウル蘆原警察署刑事課の関係者は14日、スポーツ朝鮮との電話インタビューで「チョン・ソニさんの発言に関し、チョンさんに再び出頭を求め捜査することはないだろう。アン・ジェファンさんの遺族の主張と、昨日(13日)のチョンさんの話の内容に大きな矛盾はない。本署はアン・ジェファンさんの遺族の主張を元にこれまで貸金業者に関する捜査を行ってきたが、捜査は最終段階にある。近く捜査終了に関する記者会見を行うだろう」と語った。

 同署は、早ければ今週末、遅くとも来週初めまでに捜査を終え、結果を発表する方針だ。同署では「故アン・ジェファンさんが貸金業者により殺害された」という証拠はつかんでいないことから、今回の件を「自殺」と結論づける可能性が高いといわれている。

 一方、チョン・ソニは13日、時事週刊誌とのインタビューで「遺体が発見される五日前の9月4日ごろ、夫がいなくなったかと思うと、貸金業者が姿を見せ始め、家族やわたしを脅した。そして突然、貸金業者たちがわたしに会うと言い出した。貸金業者たちはいろいろな言葉で恐喝してきた」と語った。また、「(結婚前は)借金について全く知らなかった。それを知っていたら結婚を急いだりしない」とも言ったという。

 「警察に通報しなかった理由」について、チョン・ソニは「夫が“テレビやラジオの仕事がやりにくくなるかもしれない”と考えて、(通報)できなかった。夫の友人の話によると、借金は30-60億ウォン(約2億5000万-5億円)になるそうだ」と説明、アン・ジェファンさんの死は貸金業者によるものではないというこれまでの考えを繰り返したとのことだ。

イ・ヘワン記者
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