ウォンビンの両親の家が建築文化大賞に


 「2008韓国建築文化大賞」を受賞した建物は、実はイケメン俳優ウォンビンが故郷の両親のために建てた家だったことが明らかになった。

 建築主の名義が「キム・ドジン」(ウォンビンの本名)となっている家「ルートハウス」は先月22日、ソウル市江南区の建設会館で行われた「2008韓国建築文化大賞」授賞式で一般住居部門本賞を受賞した。

 この家は、前に住んでいた家の付近に新たに建てられたもの。江原道旌善郡北面余糧里の敷地に建てられ、建築延べ面積387.08平方メートル、3階建ての鉄筋コンクリート製だ。屋根と周辺には芝生が植えてあり、ユニークな外観に仕上がっている。

 この「ルートハウス」は旌善郡内の国道42号線沿いにあり、周辺の寂しい風景の中でひときわ個性を放っていると評価された。

 ウォンビンは、この家を設計会社「IDMM都市建設」に依頼した際、米ビバリー・ヒルズにあるジェニファー・ロペスの家の写真を見せ、「小さいころに暮らした昔の家の思い出も合わせ持つ家にしてほしい」と頼んだという。

 この家を設計した同社のクァク・ヒス代表は、あるメディアとのインタビューで「いろいろ悩んだ末、“丘”というモチーフを思いつき、美しい周辺の風景がそっくりそのまま家の中に入って来るよう設計した」と話す。

 そして、「客間はかまどでたいた薪の火力で暖房できるようにし、キッチンは韓国の伝統的な造りの家に慣れたご両親に配慮、レンガを配した。お年を召したご両親に対する思いやりがあちこちで感じられる家」と説明している。

チョン・イェジン記者
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