青春ドラマや青春シチュエーションコメディーが消えたドラマ界に、アイドルドラマが次々と名乗りを上げている。12月からKBS第2テレビとSBSが10代を主人公としたドラマを相次いで編成、火花散る戦いを予告している。
まずKBS第2テレビは、日本の漫画『花より男子』を原作にした同名ドラマを準備中。
グループ・エイトが早々と版権を購入し、制作を準備してきたこのドラマは、アジア圏ですでにドラマ化され、成功を収めている。最近F4(花の4人組)にイ・ミノ、SS501のキム・ヒョンジュン、キム・ボム、T‐Maxのキム・ジュン、ヒロインにはク・ヘソンがキャスティングされ、今月中旬の海外ロケから本格的に撮影をスタートさせる。
イ・ミノは世界30大財閥入りを目指す韓国最高の企業、新和グループの後継者であり、F4リーダーのク・ジュンピョ(原作では道明寺司)役を演じる。
キム・ヒョンジュンは劇中「花束」と呼ばれるイケメン、ユン・ジフ(原作では花沢類)役。『エデンの東』で演技力を認められたキム・ボムは、国宝級陶芸家の後継者ソ・イジョン(原作では西門総二郎)役。キム・ジュンはF4メンバーを実質的に助けながら、彼らの精神的な支えとなるソン・ユビン(原作では美作あきら)役を演じる。
一方、SBSは『花より男子』の独走を防ぐため、ワインドラマ『テロワール』の編成を先送りし、『勉強の神』を『いかさま師』の後枠に決定した。
『勉強の神』は、日本の人気漫画『ドラゴン桜』を原作にしたドラマ。落ちこぼれ学生たちのソウル大合格プロジェクトを素材にし、父兄や青少年の関心を集めるという戦略だ。
FT Islandのボーカル、イ・ホンギが主演を務める可能性が高く、近いうちにキャスティングを確定し、撮影に入る予定だ。