インタビュー:また一歩身近になったコ・ヒョンジョン

 今年8月1日、ソウル市陽川区木洞のSBS社屋前でコ・ヒョンジョンに会った。17年ぶりにラジオの生放送に出演するためテレビ局を訪れたコ・ヒョンジョンは、相変わらず優しげな雰囲気を漂わせていた。最近、所属事務所と決別し、マネージャーとともに仕事をしているコ・ヒョンジョンは、これまでとは違った意外な行動を見せ、ラジオ番組に相次いで出演するなど、ファンにとってより身近な存在になろうと努力している。こんな活動ができるのも、マネージャーと二人で仕事をするようになってからのことだ。今回のラジオ出演は本格的な芸能番組への復帰を意味するものではないが、演技以外の分野でメディアに出演することを極力避けてきたこれまでの姿とはまったく違った動きだと言える。

‐ラジオ出演はかなり久しぶりだが。

 「そうですね。17年ぶりです。ぎこちなかったでしょう? 思ったより難しかったです」

‐突然ラジオに出演することにした理由は?

 「突然ではないんです。チェ・ファジョン先輩やパク・キョンリムさんからずっと誘われていたのです。もっと早く出演すべきだったけれど、忙しいからと言い訳しながら、みんなの言うことをきかなかったんです。もっと早く出演できなくて、正直申し訳ない気持ちです」

‐DJがチョ・インソン、チョン・ジョンミンなど、相手役の俳優についてたくさん質問していたようだが…

 「そうでしたね。そういうのが面白いみたいです。みんな親しくしている俳優さんたちです」

‐これからもラジオ番組などに出演する予定?

 「特別そのような計画があるわけではありません。今回たまたま時間ができたので出演することになっただけで…。久しぶりにリラックスして話すことができて楽しかったです」

 コ・ヒョンジョンはこのラジオ番組で、正直で気取らないトークを繰り広げた。特に年下の俳優との共演に関する質問が多かったが、コ・ヒョンジョンは特に気にすることもなく「年下の男性とは誰でもよく息が合う」とジョークを飛ばし、チョ・インソンにその場で電話をかけてみせた。また、コ・ヒョンジョンが「チョ・インソンさんに時々冗談半分本気半分で『愛してる。結婚しよう』と言ったりする」と話すと、チョ・インソンは「簡単に口説き落とせる女性は嫌です」と答えるなど、二人の仲のよさが感じられた。

◆フィリピンにコンドミニアムを購入した理由

 このほどコ・ヒョンジョンがフィリピンのボニファシオに約330平方メートルのコンドミニアムを購入したことがメディアを通じて明らかになり、話題になった。コ・ヒョンジョンのマネージャーを務めるナム・スンミョンさんは「海外の不動産購入は、コ・ヒョンジョン以外にも芸能人の間で流行のように広がっている現象。コ・ヒョンジョンの購入ばかりが注目されるのは、記者がコ・ヒョンジョンに注目しているため。海外の不動産購入自体は特別なことではない」と説明した。

 しばらく休息を取っていたコ・ヒョンジョンは、8月中旬からホン・サンス監督の新作映画『知りもしないくせに』(仮題)を撮影している。ホン監督とは『浜辺の女』でもコンビを組んだ仲だ。

 この作品は、低予算映画を撮ることで有名なホン監督の作品の中でも最も少ない予算で撮影される予定だ。コ・ヒョンジョンをはじめ、ほとんどの俳優がノーギャラで出演することになっているためだ。ドラマに出演すれば1話当たり数千万ウォンを受け取るといわれるコ・ヒョンジョンには、かなり惜しいといえる。コ・ヒョンジョンは本当にミステリアスな女優だ。

チェ・グッテ記者
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