歌手・俳優のリュ・シウォンが5日夜から6日未明にかけてバースデーイベントをソウル市のオリンピックホールで行い、3000人のファンがその36回目の誕生日を祝った。
この日、日本からは約2800人、韓国、台湾、オランダ、シンガポール、カナダ、タイ、中国から合わせて約200人、計3000人の熱狂的なファンがイベントに駆け付けた。
イベント1部では、「DJシウォン」をコンセプトにリュ・シウォンがかつて4年にわたって務めたラジオのDJをイメージしたセットがステージ上に作られた。そこで、これまでのドラマやCDなど活動の歩みを振り返りながら、その秘話など得意のトークを繰り広げた。
さらに、10月15日発売の新曲「君と僕」など計5曲を歌唱。「久しぶりに、皆さんとの思い出の歌“約束”をお届けします」と言うと、親しくしている歌手のZeroがゲストで登場。「約束」を歌い出し、その後リュ・シウォンと素敵なデュエットを披露した。
また、設置された大スクリーンでは、事前に撮影されたリュ・シウォンの自宅を初公開するサービスもあった。自慢の愛車の数々から、室内はクローゼットや寝室まで大胆に披露。赤い丸いベッドのある寝室を映した場面ではファンが歓声を上げるなど、会場は大いに盛り上がった。
イベントは5日午後9時から行われたが、6日が誕生日ということで、6日午前0時の10秒前になると、リュ・シウォンのトークをさえぎってファンのカウントダウンの合唱がスタート。0時を告げる時報とともに「おめでとう」の声が会場中にこだました。
突然のことに驚きながらも感激したリュ・シウォンは、「皆さんは、友達であり、家族であり、時には恋人でもあります。これからもずっと私のそばに居て欲しい。」と感謝と喜びの気持ちを表した。
日が変わっても続いたイベントの第2部では、この日のために練習したというドラム演奏や、ファンミーティングでは2度目となる得意の(?)マジックを披露するなどして、ファンを楽しませた。
初披露のドラム演奏に関しては、思ったように演奏できず舌を出す場面もあり、「次はもっと練習します」と反省の弁もあったが、ファンは大きな拍手でその試みをたたえた。
なお、イベントに先立ち、午後3時からはファンひとりひとりとていねいにハイタッチ、そして写真撮影会も行われ、ファンには長い1日ながら大満足の時間となった。
一方、リュ・シウォンは10月15日にニューシングル「君と僕」を発売するのに続き、11月19日には未発表曲1曲を含む初のバラードベストアルバム「Ryu Siwon Ballad Best Album」をリリース。そして12月23・24日には、韓国人アーティストして初の東京ドーム2日連続公演を行うなど、日本での歌手活動に多忙だ。
東京=野崎友子通信員