蒼井優、上野樹里らの映画が韓国で続々公開


 10月秋、映画館街に日本の女優たちが一味違った魅力で観客の前に姿を現す。特に今回は日本の若手トップスター上野樹里、蒼井優、上戸彩が新しい作品で登場する。

 上野樹里はドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ)で、韓国でも多くのファンを持っている。2006年10月から放送され、平均18.9%という高視聴率を記録した同ドラマで、上野は変わり者だがかわいい音大生、野田恵役を演じ、人気を獲得した。

 その上野樹里が映画『グーグーだって猫である』で新しい変身を試みた。同映画は少女漫画界の巨匠・大島弓子の漫画が原作。天才漫画家・麻子とその周りの人々を、猫のグーグーを中心に構成している。

 上野樹里が演じたのは麻子のアシスタント、ナオミ。人生への意欲を失ってしまった麻子を心配し、いつも明るい姿で、幸せそうに微笑みかける役どころだ。同映画で監督を務めた犬童一心監督とは『ジョゼと虎と魚たち』以来4年ぶりの再開となった。上野は2日、「第13回釜山国際映画祭」の開幕式に参加し、韓国のファンと対面した。

 蒼井優はポン・ジュノ監督の新作『TOKYO!』で、観客を魅了する。同作はフランス、韓国、日本の3カ国共同制作のオムニバス映画。海外で映画を撮るのは初めてというポン・ジュノ監督が、同作の『シェイキング東京』でメガホンを取った。

 『シェイキング東京』は11年間引きこもっていた男がピザ配達の女性に恋をして、ついに外界に足を踏み出すという話だ。蒼井優は男が恋するピザ配達人を演じている。

 人が密集する東京を舞台に、引きこもりを通して暗い現実の中から希望を見い出していくストーリー。ハイライトは、男が蒼井優演じるピザ配達人に会うため、自分だけの世界である部屋を飛び出す場面だ。ポン・ジュノ監督はこの場面を幻想的に描いた。

 日本で350万部以上の売上げを記録し、旋風的な人気を呼んだ漫画『ピアノの森』を原作にした、同名のアニメーション映画が韓国で公開される。同映画で声優として登場するのが上戸彩だ。

 上戸は『あずみ』や『ホテリアー』を通じて、韓国でも知られている親しみのある女優。映画はピアニストの少年、一ノ瀬海がレッスンを受けた後、コンクールに参加することになるストーリーだ。日本のメディアは、上戸が水商売の母を持ち、口の悪い少年、海の声を演じるということに大きな関心を寄せていた。

キム・ゴヌ記者
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