故チェ・ジンシルさんの三虞祭しめやかに


 2日にこの世を去った国民的女優、故チェ・ジンシルさんの三虞祭(埋葬日から3日目の祭祀〈さいし〉)が、遺族や芸能人仲間、所属事務所の関係者らが参列し、厳かな雰囲気の中で執り行われた。

 6日正午、京畿道楊平郡楊西面両水里のカプサン公園墓地に遺族や知人らが集まり、埋葬後初めて礼拝を行った。

 この日の礼拝には、江南中央洗礼教会のイ・ビョンリ牧師をはじめ、故人の母親や弟チェ・ジニョンら親族のほか、イ・ヨンジャ、チョン・ソニ、イ・ソラ、チョ・ヨヌら芸能人仲間や所属事務所のソ・サンウク代表、マネージャー、教会の仲間、元夫チョ・ソンミンと両親など、30人余りが参列した。

 カプサン公園墓地に最初に到着したのはチョ・ソンミン。続いて訪れたチョン・ソニとイ・ヨンジャは大きな花束をたむけながらむせび泣き、周囲を切なくさせた。イ・ソラはMP3プレーヤーを持参し、故人の遺作となったドラマ『人生最後のスキャンダル』(MBC)の主題歌、歌手イ・ウンミの『恋人がいます』を流した。

 その後到着した故人の母親は娘の墓を真心を込めて磨き、弟チェ・ジニョンも墓の周りに水をまき、礼拝の準備をした。

 故人の母親は約30分にわたり行われた礼拝が終わると、墓の前に座り込み涙を流した。母親は「ジンシル、お母さんが来たよ。ごめんね、これまでわたしに一言も話せず、どれだけ苦しかったことか。お前の子どもたちはわたしがしっかり育てるよ。わたしがしっかり育てるからね」と言って号泣した。チェ・ジニョンは母親を見守りながら、終始涙を流していた。

 三虞祭が終わると、故人の母親は遠くにたたずんでいたチョ・ソンミンのところに歩み寄り言葉を交わした後、チョ・ソンミンの両親にもあいさつをした。チョ・ソンミンの両親は故人の母親に慰めの言葉をかけた。

 チェ・ジンシルさんは2日午前、ソウル市瑞草区蚕院洞の自宅で首をつり死亡しているところを発見された。警察は今後、チェ・ジンシルさん死亡事件に対し、自殺の動機や故アン・ジェファンさんに25億ウォン(約2億1500万円)を貸したという説について調べる方針だ。



楊平=イ・ヒジン記者

【ニュース特集】チェ・ジンシルさん自殺

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