チェ・ジンシルさん「貸金業怪談」で第3の人物を調査へ

 故チェ・ジンシルさんの「貸金業怪談」と関連し、警察がこのうわさを広めた第3の人物について本格的な捜査を始める予定だ。

 この事件を捜査中のソウル瑞草警察署は4日、証券会社の職員たちから問題のうわさを広げた第3の人物がいるという情報を入手し、捜査を進めている。

 警察は「チェ・ジンシルさんが処罰してほしいと話していた証券会社の女性職員(25)に『貸金業怪談』を流したA氏を呼び事情聴取したところ、A氏はこの話をインターネットのメッセンジャーでB氏から聞いたと話している」と説明した。

 このような事実を入手した警察は、電子的な記録分析などを行い、これが事実なのか確認し、それが終わり次第B氏を呼び、事情聴取する方針だ。しかしB氏もまたほかの人物からこの話を聞いたとすれば、最初にこのうわさを流した人物を探し当てるまでにはかなりの時間がかかる見通しだ。

 これとは別に、故チェ・ジンシルさんの自殺の動機としてほかの原因があるのかを調べるため、死亡前1カ月間の通話記録を通信会社に要請、早ければ6日から本格的な分析を開始する予定だ。

 しかし警察は、「貸金業怪談」の真偽を確認する捜査については「自殺の動機や犯罪行為と関連した手がかりが一つでも手に入れば捜査への着手を検討するが、現在までのところまったく手がかりがない」と述べた。

 なお、警察は「故チェ・ジンシルさん宅の警備員の陳述と防犯カメラなどを分析した結果、チェ・ジンシルさんは先月30日午後11時35分ごろ帰宅し、マネージャー以外の人物がチェさんの自宅に入った形跡はない」とし、チェ・ジンシルさん死亡事件について自殺という結論を下し、捜査を事実上終結した。

イ・ヘワン記者

【ニュース特集】チェ・ジンシルさん自殺

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