5日午後4時、グランド・ホテル(釜山市海雲台区)スカイホールで、第13回釜山国際映画祭(PIFF)ガーラ・プレゼンテーション作品『Make Yourself at Home』(ソン・スボム監督)の記者会見が行われ、主演のソン・ヘギョは米国の独立系映画に出演した感想を語った。
ソン・ヘギョは「アメリカで撮影した映画ですが、この映画がわたしのハリウッド進出作というのは大げさです。正確には米ニューヨークの独立系映画です」と語った。
出演の決め手については「昨年釜山映画祭に参加したアメリカのキャスティング・ディレクターと縁があり、この映画に出演することになりました。シノプシスもよかったし、低予算で独立系映画だったので、楽な気持ちで撮影に臨めました」と話している。
映画『Make Yourself at Home』は短編映画『水の中の魚は喉が乾かない』で釜山国際映画祭とカンヌ国際映画祭の監督週間に招待されたソン・スボム監督の長編デビュー作。韓国系アメリカ人と結婚することになった韓国人女性スクヒ(ソン・ヘギョ)をめぐる心理的な葛藤(かっとう)と、避けられない運命を描いたスリラーだ。
「この作品はハリウッド進出の足がかり的な作品では」という質問に、ソン・ヘギョは「ハリウッドはわたしが望んだからといって行けるところではありません」としながらも、「一つ一つの作品を一生懸命やっていれば、いつかはハリウッドで活動できる日も来るのでは、と思っています」とハリウッド進出への夢を語った。
ソン・ヘギョは11月スタートのドラマ『彼らが住む世界』(KBS第2テレビ)でお茶の間に戻ってくる。そして、来年からはジョン・ウー監督の新作『1949』の撮影に入る予定だ。
キム・ヨンウン記者
【ニュース特集】第13回釜山国際映画祭