自己最高視聴率を連日更新している人気ドラマ『エデンの東』(MBC)の中心には、ソン・スンホンがいる。
『エデンの東』が9月30日、27%(AGBニールセン・メディアリサーチ)を記録し、月火ドラマの独走体制を築いている。引き続きドラマの完成度について問題点を指摘されながらも、このように高視聴率を記録している理由は、まさにソン・スンホンにある。
『夏の香り』(KBS第2)以来5年ぶりにソン・スンホンがドラマに復帰するということで、『エデンの東』は放送前から視聴者の注目を集めていた。特に軍服務を終え、さらに増した男性的な魅力と見事な肉体は、女性視聴者を心をつかむのに十分だった。
同ドラマは1970‐80年代を背景にし、ラブストーリーよりは兄弟愛や復讐(ふくしゅう)に重きを置いており、女性が敬遠しがちな素材だが、ソン・スンホンの魅力のおかげで女性視聴者を取り込むことに成功した。その上、ソン・スンホンの作品に対する情熱も話題になっている。日本で3年間200億ウォン(約17億円)という巨額のマネージメント契約のオファーがあったが、「今は何も考えたくない。『エデンの東』のドンチョル役だけに専念したい」と言って断った。
ほかにも化粧品、自動車、衣類、スポーツ、建設など大手企業からCMのラブコールが殺到したが、「演技に集中する」として全て辞退。ソン・スンホンのこのような姿勢が共演者やスタッフにいい緊張感を与え、ドラマに集中させる付随効果まで生み、チームワークや和気あいあいとした雰囲気を引っ張っている。
なお、ソン・スンホンは『エデンの東』で業界最高の待遇を受けている。