悪質な書き込みによってつぶされたまた一人の芸能人…、書き込みの弊害について心配の声が噴出している。
チェ・ジンシルさんが死亡直前まで、ネットユーザーたちの悪質な書き込みに苦しんでいたことが分かり、政府が推進中の情報通信網法改定に関心が集まっている。
最近、放送通信委員会は正しいインターネット文化の発展と、悪質な書き込みの弊害を根本的に遮断するための、法改定作業を推進中だ。
これまでこの法案については「表現の自由を抑圧する措置だ」「悪質な書き込みによる被害はこれ以上あってはいけない」という賛否両論が沸き上がり、意見が対立していた。
しかし2日午前、死亡したチェさんの自殺動機が、離婚でわずらったうつ病と、悪質な書き込みによるストレスのためだという事が警察の調査結果で明らかになり、“悪質な書き込み”の弊害を憂慮する人々の声が大きくなっている。
放送通信委員会のある関係者は「悪質な書き込みの弊害を防ぐための法改定案を、積極的に推進中。国務会議の審議・議決を経てすぐ国会の会議にかける」と述べた。
これまで芸能界では悪質な書き込みによってうつ病に悩まされたあげく、命を落とす事件が相次いで発生し、人々に衝撃を与えた。歌手ユニさんは昨年1月21日、悪質な書き込みとうつ病の理由から自宅で自殺。女優チョン・ダビンさんも同じく昨年、深刻なうつ病に苦しんでいたが結局自殺を選んだ。女優イ・ウンジュさんも2005年2月22日自宅にて同じ理由で自殺している。
イ・スンウ記者
【ニュース特集】チェ・ジンシルさん自殺