チェ・ジンシルさん(40)は1968年生まれ。88年にMBC特別採用タレントとして芸能界にデビューした。同年、MBCドラマ『朝鮮王朝500年-閑中録』で本格的な女優活動を開始、91年大鐘賞新人賞、春史賞新人賞、百想芸術大賞人気賞などを受賞し、一躍人気女優になった。
チェ・ジンシルさんはデビュー以来、明るく朗らかなイメージでドラマはもちろん、映画にも活動範囲を広げ、トップ女優としての地位を築いた。また、そのイメージから広告出演も多く、「CMの女王」と呼ばれた。 チェ・ジンシルさんの代表作は数多いが、中でもMBCドラマ『嫉妬(しっと)』(92年)『星に願いを』(97年)などが高視聴率をマーク、絶頂期を迎え、誰もがあこがれる「万人の恋人」になった。
また、『南部軍』(90年)をはじめ『私の愛、私の花嫁』(同)、『スーザン・ブリンクのアリラン』(91年)、『ミスター・マンマ』(92年)、『女房殺し』(94年)、『手紙 The Letter』(97年)など、1990年代後半まで映画でも活躍、今も根強い人気を誇っている。 2000年に年下のプロ野球選手で日本の読売ジャイアンツにも所属したチョ・ソンミンさんと結婚、話題を呼んだが、結婚生活は約2年で破たんし、3年9カ月目の04年9月に協議離婚した。二人の間に生まれた1男1女はチェ・ジンシルさんが引き取った。
離婚後、芸能界に復帰したチェ・ジンシルさんは、若手女優のイメージを脱ぎ30代の主婦役をこなすようになった。MBCドラマ『バラの戦争』(04年)、KBS第2テレビ『バラ色の人生』(05年)に続き、今年初めにはMBCドラマ『人生最後のスキャンダル』でも熱演、第2の女優人生に弾みを付けていた。さらに、最近はOBSでタレントのキム・グラとトーク番組『チェ・ジンシルのジンシルとグラ』の司会もしていた。 だが、チェ・ジンシルさんは俳優アン・ジェファンさんの自殺に関連し、「アンさんに金を貸した業者の一人」といううわさを立てられ、悩んでいたという。