女優コン・ヒョジンは新作映画『ミスにんじん』(イ・ギョンミ監督、モホ・フィルム制作)公開を前に、心配で誰にも言えなかった本音を語った。
コン・ヒョジンは1日午後2時、ソウル市鍾路区の映画館「ソウル劇場」で行われたメデイア試写会・記者懇談会で、「一番心配なのは、(この映画の公開後)いい映画の話が来なくなりそうなこと」と深刻な(?)悩みを告白した。
『ミスにんじん』でコン・ヒョジンは赤面症・チリチリの天然パーマ・気むずかし屋という「嫌われキャラで壊れキャラ」のヒロインを熱演。
コン・ヒョジンは「お客さんの反応を見なければ何とも言えませんが、あまり大勢のお客さんに見ていただいても心配になりそうな反面、皆さん見てくださらなければあそこまで“壊れた”のにがっかりしそう。自分自身、複雑な気持ちなので、わたしがさらにステキな作品に出会えるように応援してください」と笑わせた。
撮影中は何かに取りつかれたようだったというコン・ヒョジン。「(ヒロイン)ヤン・ミスクの衣装を着てメークをすると、自然とヤン・ミスクみたいなヘンな人になれました。顔を赤くしてちょっと強く言っただけで激怒しているように見えるので、監督も本当に勘違いしたことがありました」と撮影エピソードを語った。
「赤くなった姿を理解していただければ…。わたしはもう随分長い間、ヤン・ミスクの姿を見てきたので慣れたはずだったんですが、今日皆さんと一緒に(映画を)見てやっぱり恥ずかしくなりました。ブスキャラでも、中盤以降はそのヒロインの顔に隠された気持ちに、(観客たちの)心も動かされるのでは」。
嫌われキャラでどうでもいいことに一生懸命な29歳の独身女ヤン・ミスクが、片思いしている妻子持ちの男の恋路を邪魔するため、その娘と意気投合し巻き起こすドタバタコメディー映画『ミスにんじん』は16日公開。