日本で子育て奮闘中の女優チョン・ソンギョン(上)


 昨年1月、日本で結婚式を挙げ、今年4月に長女を出産した女優チョン・ソンギョンが、出産後初めてソウルに戻ってきた。ドラマ『江南ママに追いつけ』(SBS)終了後に日本へ向かい、静かに出産を終えたチョン・ソンギョンにのこれまでの経緯が気になるところだ。夫にそっくりの娘、ユハちゃんの誕生100日目の記念撮影を行った日、幸せオーラ満開のチョン・ソンギョン一家に会った。

 「女性は子どもを産んでやっと大人になる、という言葉の意味が分かったような気がします。最近は結婚していない後輩たちに会うと、必ず結婚するように言っています。子どもに恵まれたのは本当に幸せだと思っています」

 子どもの話になると、チョン・ソンギョンは急におしゃべりになった。結婚1年で母親になり、日本から帰国したチョン・ソンギョンは、言葉や表情に幸せがあふれていた。

 4月に生まれた娘ユハちゃんは父親にそっくりな顔立ちをしていた。生まれてまだ100日しか経っていないが、目鼻立ちのはっきりした可愛らしい女の子だ。チョン・ソンギョンの隣で赤ちゃんを抱いてあやしているのはチョン・ソンギョンの夫。結婚式のときも、今回の帰国でも、カメラの前に立つことのなかった彼と初めて対面した。

◆父親、母親、そして可愛い娘…絵のような光景

 話題のドラマ『江南ママに追いつけ』が最終回を迎えるとすぐに日本へ向かったチョン・ソンギョンは、芸能人にしては珍しく大げさな結婚発表も、盛大な結婚式も行わなかった。ウエディング写真すら公開せず、多くの人々の好奇心の的となったチョン・ソンギョンの夫は、背が高く、目鼻立ちのはっきりしたイケメンだった。

 残念なことに、今回もユハちゃんの父親は撮影を丁重に辞退した。日本で会社員をしている一般人のため、メディアに登場するのは避けたい、という事情を簡単に伝えた。夫の話はその程度で済ませ、チョン・ソンギョンは再び子どもの話を続けた。

 「自然分娩を目指し頑張りました。破水したのに子宮が開かず、48時間、促進剤を打ちながら3分ごとにやってくる陣痛に耐えました。結局、子宮は開いたけれど赤ちゃんの位置が悪く、感染の恐れもあるということで、やむを得ず帝王切開にしました」

 「母親の力は偉大だ」という言葉を全身で感じたというチョン・ソンギョン。彼女も子どもの前では「女性」であるより、強い「母親」だったのかもしれない。

 「娘を連れて人に会うと、いつも男の子と間違えられるんです。だから必ずスカートをはかせるようにしています(笑)。日本で3700グラムで産まれました。同じころ産まれた赤ちゃんの中で一番の健康優良児でした」

 チョン・ソンギョンの言葉通り、ユハちゃんは数日前、某番組のスタッフがプレゼントした服が小さくて入らないほどの優良児ぶりだとか。母親に似たのかよく笑い、人見知りもせず、いつも人気を独り占めにしているという。

 「ユハはちょっと太っているけれど、健康だからいいと思っています。私は22キロも太ってしまったので、健康面に気を使っています。つわりがなかったのでたくさん食べてしまったんです。あと12キロもやせなければならないなんて、目の前が真っ暗です」

 そうは言っても、チョン・ソンギョンは相変わらず美しかった。ふっくらした顔は幸せそうで、むしろ結婚前よりきれいになったように見えた。授乳のためにたくさん食べなければならないというチョン・ソンギョン。ナイスバディのチョン・ソンギョンというよりは、母親という言葉がよく似合う雰囲気を漂わせていた。

ペク・ウニョン記者
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