胃がんと診断され大きなショックを受けている女優チャン・ジニョン(34)は25日、ソウル大病院で初めての治療を受け、それを見守った関係者は「病気に打ち勝ち、必ずやファンのそばに帰ってくるという意志を見せていた」と様子を語った。
同日午後、チャン・ジニョンが胃がんにかかったという事実を知った芸能人らは、一日も早い快癒を祈った。
2006年に脳腫瘍で余命が少ないと診断されながら健康を取り戻したイ・ウィジョンは本紙の電話取材に対し、「がんは不治の病ではない。克服できると信じている。何よりも今からが重要だ。わたしはニュースで自分が余命3カ月だということを知った。そんな先走った報道は患者にとって良くない。家族も患者を安心させなければならない」と話した。
昨年チャン・ジニョンとドラマ『ロビイスト』で共演したソン・イルグクは「お見舞いに行きたいが、本人の心理状態がどうかわからないので迷っている。がんばってがんに打ち勝って、健康な状態で会いたい」と語った。
チャン・ジニョンは突然胃がんの宣告を受け、大きな衝撃を受けたとされるが、治療が始まると、むしろ落ち着きを取り戻し、治療に専念する意志を示したという。
チャン・ジニョンは胃の調子が悪く、胃かいよう程度だと思い、17日に診察を受け、22日に胃がんと診断された。
チャン・ジニョンのファンサイトには快癒を祈る激励の書き込みが相次いでおり、彼女のブログがインターネットの検索ランキングの上位に入るほど、ファンの衝撃も大きかった。
チャン・ジニョンは1992年にミス忠南コンテストで優勝し、2001年に映画『鳥肌』で第22回青龍映画賞を受賞。03年には『シングルズ』で再び青龍映画賞のトロフィーを手にし、トップ女優にのし上がった。
03年に出演した映画『菊の花の香り』で胃がん患者の役を演じ、観客の涙を誘ったが、偶然にも映画のストーリーが現実となった形だ。
昨年のドラマ『ロビイスト』でも高い人気を誇り、最近は次回出演作の検討が始まっていた。